細菌やウイルスが原因でリウマチになる

リウマチは未だに発症原因や発病に至るメカニズムがはっきり解明されていないことから、国の特定疾患に指定され難病として周知されています。
原因不明のため、治療も関節の炎症や痛みを緩和させる対症療法が中心です。
近年細菌やウイルス感染などが引き金となって免疫機能に異常が起こり自分の関節の細胞を外敵とみなして攻撃することで炎症が起こることが判明し、広く知られるようになって来ました。

細菌やウイルスそのものが直接リウマチ特有の炎症を起こす原因になるわけではありません。
リウマチ発症のリスクを大いに高めるきっかけになると考えられるようになり、発症を防ぐための心得の一つとして細菌やウイルス感染への注意喚起がクローズアップされています。
リウマチは近親者に患者がいて体質が似ている場合、生活環境などの要因も似通っていれば罹患リスクが高まるとも言われ疑わしい要因から身を守ることでリスクを下げることにも繋げられます。

リウマチ発症の原因と考えられる細菌やウイルスは風邪やインフルエンザなど日常的に罹患する心配のあるものやマイコプラズマという細菌による肺炎もリウマチに深い関わりがあると考えられるようになっています。
マイコプラズマに感染した後にリウマチを発症する患者が少なくないことで、細菌感染からリウマチ発症に至るまでのメカニズムの解明が進められ、それら研究成果が画期的な治療薬の開発にも役立てられることが期待されています。

細菌やウイルスの脅威がリウマチ発症の原因ということで発症リスクを上げる恐れがあるのが免疫機能の低下と言われています。
風邪やインフルエンザに罹らないようマスク着用や予防接種などを心掛けることも大切ですが、免疫細胞の約7割が作られるという腸内の環境を良くすることも重視されています。
リウマチの炎症は自分の免疫が異常を起こして関節の細胞を攻撃して生じるため、免疫機能を整えておくことも発症リスクを下げることに役立つとされます。

リウマチの症状を和らげる方法

リウマチはいったん発症して診断を受けると、炎症による関節の腫れや痛みを緩和するための対症療法を継続して行くことになります。
治療と並行して日常生活でも幾つかのポイントに注意を払うことで腫れや痛みの緩和に繋げて行くことができます。
リウマチの大敵の一つが冷えと言われており、患部だけでなく身体全体を温めることが重視されます。

炎症や痛みが強い場合は安静を心掛けることが大切ですが、発熱などもなく痛みが落ち着いている時はむしろ積極的に身体を動かすこともリウマチを悪化させない上で大事なポイントです。
安静にし過ぎていると関節周囲の筋肉や関節そのものがこわばってしまい変形する恐れもあるため、プールでの歩行運動など下半身に負担を掛けにくいタイプの運動が良いと言われます。
その際も冷水でなく温水プールであることが重要で、夏場もエアコンの冷風に気を付けたり飲用にも冷水は避けるほうが身体のめぐりを低下させずに済みます。

リウマチは身体を冷やさないよう温めることが大事ですが、冷えにくい身体をつくるためや炎症を抑えるためにも食事に気を遣うことも大事と言われます。
関節や関節周囲の筋肉や骨のためにカルシウムや鉄分、ビタミン類、たんぱく質の摂取が必要とされており、炎症でたんぱく質が分解されるのを防ぐEPAを多く含む青魚なども推奨されています。
ただし関節に負担をかける肥満には要注意で、食べ過ぎに気を付けて良い栄養素の摂取を心掛けることが大切です。

睡眠不足も大敵となるリウマチの悪化を防ぐため、質の良い睡眠を十分とることも大事ですが、リウマチで起こりやすい頸椎の骨がずれて起こる脱臼を防ぐため、高い枕を避けることが重要とされています。
膝を折り曲げたまま眠る姿勢も良くないとされ、起きている時も良い姿勢を保って生活し、重い物をなるべく持ち上げないなど一通りの注意点を把握して、できるだけ無理をしない生活を送ることが悪化防止に繋がります。